ライフデザインについて考える。(三つのデザイン③)

  • 2019年10月29日
  • 2019年11月12日

「住まい手とそのご家族の一生を幸せに・・・その為に必要なことはなんだろう?」

それは、私たちがつねに考えていることであり、これからも追求していく「あだちの家」の根源です。

つねに考えているからこそ、今までの数多くの経験から「住まい手の幸せのために欠かせないこと」をたくさん見つけることができました。

そんな発見から生まれたのが、「あだちの家」の基本設計コンセプトである「住生活全体を設計する」ということです。

新しい住まいで生活を始めると、いろいろな「モノ」や「コト」との関わりが生まれます。住生活とは、住まいを中心に展開される生活そのものです。家そのものだけでなく、住生活全体を考えることが住まい手の幸せにつながると、私たちは思い至りました、

そこで、「あだちの家」の設計基本コンセプトを「住まい手の住生活全体を設計する」としたのです。

これまで工務店と言えば、どちらかというと家を建てる職人の集団というイメージがあったのではないでしょうか。しかし、このところ世代交代もすすみ、新しい感性で家づくりをする工務店が増えていると実感します。もちろん私たちもその一つです。

「あだちの家」基本設計コンセプト

あだちの家のプランは、基本設計コンセプトである「住生活全体を設計する」に沿ってつくられていきます。これは大きく分けて、「空間デザイン」「パッシブデザイン」「ライフデザイン」の3つのデザインで構成されています。

空間デザイン:空間全体をデザインすることで、「無意識に感じる居心地の良さ」を実現する。

パッシブデザイン:自然の光・風・熱を効率よく取り入れ、設備や機器に頼らず快適に過ごせる、「自然と共生する住まい」を実現する。

ライフデザイン:住宅ローンや各種保険、お子様の教育費などの経済的負担の軽減をともに考え、また、さまざまな生活状況の変化に対応できる設計や、周辺環境との関わり方などを通し、住まい手の将来を見すえながら、住まい手の「あなたらしさ」を実現する。

家づくりにおいて外せないことばかりなので、ここではライフデザインについてみていきましょう。

ライフデザイン

自分らしい生き方

ライフデザインとは住まい手が、主体性と創造性をもって経済的にも健康的にも豊かな生涯の生活設計を描き、基本的な自分らしい生き方を実現させていくこと。つまり、生活設計・人生設計のことです。

ファイナンシャルプランナー(FP)は、経済面(主に資金計画)のアドバイスをしますが、私達は家づくりの専門家です。住まい手の生活の基点となる住まいそのものに、住まい手の生活設計を反映させる設計やアドバイスをさせて頂きます。

私たちは、数年間にわたってライフデザインを研究し、住まい手の生涯全体を考える「時間軸設計」や、いかなる生活変化にも対応出来る「生活変化対応住宅」を開発しました。これにより、「あだちの家」は長期的に住まい手の生活面をサポートさせていただけることを可能とします。

「人よりも長生きする家」だから出来る、時間軸設計

「あだちの家」の基本コンセプトは「住まい手とそのご家族の一生を幸せに」、その為に必要なことの一つがこの時間軸を考えること。

長く愛着を持って暮らして頂けるように、「あだちの家」は時間軸を大きく4つに分けて設計しています。それが「子育て生活」・「成長期生活」・「家族独立生活」・「夫婦生活」です。

子育て中心生活(平均10年程度)

現時点の基本設計であり、住まい手も一番想像しやすいのがこの時期だと思います。お子様がまだ小さいため、家族全体で行動することが多いので、快適子育て動線であることが理想だと考えます。またご夫婦ともに、20代後半~40代前半ぐらいと一番動ける年齢なので趣味も多彩である方が多く、一番住まいに機能が求められる時期がこの子育て中心生活です。

お子様成長期生活(平均10年程度)

この時期は、お子様が中学生以上となり、少しずつ自立心が芽生え、プライベートの時間が生まれてくるころです。当然一人で考えたくなることもあると思います。

同時に、ご家族個々の生活パターンが出来始め、ご家族全体で行動する時間は少なくなってきます。この時期は、少ない時間の中で、出来るだけ家族間のコミュニケーションが取れるような間取りが必要になってきます。ご家族個々の生活動線の重なる部分を出来るだけ増やせるように、最初からプランニングに組み込んでおく設計力が私達プロに求められます。

家族独立型生活(平均5年程度)

お子様も成人され、一人一人が独立し、ご家族個々の生活スタイルが確立されます。

ご家族が、別々の仕事や趣味を持っているため、一番物が増えるのもこの時期でしょう。ご家族が全員同居されている場合は、車の台数も増えてしまいます。ただ期間的にも平均5年程度と、一番短い時期でもあるため、増築リフォームなどは将来を慎重に考えられて決められた方がいいと思います。安価な外収納などを新たに設置して、この時期を過ごすのも一つの方法だと思います。私達はこの時期も、出来る限り住まいの中だけで、収納出来るような方法を検討して設計する必要があります。

夫婦生活(平均25年)

お子様に新しいご家族が増え、新たな生活をスタートしたと同時に始まるのが、この第3の人生とも言える、夫婦生活スタイル。

お施主様の一生の中で一番長い期間であり、いままでの生活スタイルの中では一番変化が大きいのがこの夫婦生活。

2世帯同居や移住・住み替えなどの選択が無い場合、子育て中心生活のみを考えて建てられた住まいだと、大変住み心地が悪い住まいとなってしまいます。

子育て中心の間取りのため、お仕事中心の生活だったご主人や奥様の部屋は寝室以外にはなかったり、2Fにある子供部屋は、将来を考えれば物置化する可能性が高いなど理由は沢山あります。おまけに、ここで大幅なリフォームなどをしてしまうと、せっかく老後の為に貯めた資金などに手を出してしまうことも起きかねません。

残りの長い人生を快適過ごそうと思えば多少のリフォームは必要かもしれませんが、やはり、出来る限り費用を最小限に抑えるように、新築時に夫婦生活まで検討した方が、私達は良いと考えます。

例えば、玄関からLDKへ入る入口はダイニング付近に設置にしておけば、日当たりの良いリビングに壁を設置するだけで、そのまま個室として使えるなど方法はいくつかあります。

このように、「一生」を考えて作られた住まいと、「今だけ」を考えて作られた住まいでは、将来の自分の生活や環境、またはコストにまで大きな差が出てくるのです。

「あだちの家」は、「人よりも長生きする家」、だからこそ可能なのが、この時間軸設計です。

時間軸設計を可能とした「生活変化対応住宅」

従来の木造住宅は、住まいの中の壁に「取れない壁(耐力壁)」が存在します。つまり、完成したら間取りを変えることは出来ません。あだちの家が提唱する生活変化対応住宅とは、その名の通り、住まい手のライフスタイルの変化に対応できる住まいです。商業ビルやマンションでよく見かけるスケルトン・インフィルと、あだちの家独自の「天床先貼り工法」を併用することによって、木造住宅でも実現した生活変化対応住宅は、従来のリフォームと比べて気軽に間取りを変更することができます。

天床先貼り工法

足立建築の天床先貼り工法では、天井と床を張った後に壁を張ります。なので、リフォー ムで壁を取り外すときにも必要最小限の作業ですみます。

一般的な施工では、壁を張ってから天井と床を張っていきます。すると、将来リフォーム するときに広い範囲を壊さないといけません。材料費も人件費もかさんでしまいます。

新築時

1階に子ども部屋2室と主寝室などのプライベートルームをレイアウトし、見晴らしのいい2階にLDKを中心としたファミリールームをレイアウトしたプラン。2階はワンルーム感覚で、親子のコミュニケーションを育むスペースとしています。

25年後

子供たちの独立を機に、夫婦中心の暮らし方に空間のレイアウトを変更。主寝室を広くとり、1階のホールにピアノ教室用のスペースを。2階はリビングを柔軟に区切れるようにし、お友達などの来客・宿泊にも対応できるゆとりあるプランに。

50年後

もとの住まい手が田舎に引っ越し、代わって新たな住まい手が夫婦と子ども3人の暮らしを始めるプラン。夫婦の主寝室を2階LDK脇に設け、1階には3人それぞれに子ども部屋も確保しています。

ライフサイクルコストで考える。

ライフサイクルコストとは、建物の建築から廃棄(解体)までに必要となるコストのことです。人間で言えば、一生涯のうちに必要となるお金のことです。

住まい手は、建物のコストを考える時、建築費(イニシャルコスト)のみを対象に判断しがちですが、建物の生涯を考えてみれば建築費は氷山の一角であることが分かります。実は、保全費や修繕費、なかでも光熱費が大きな割合を占めているのです。

「あだちの家」は、住まいの性能の見える化を進め、性能の違いにより掛かる光熱費などの差額算出も可能にいたしました(住まいの家計簿)。これにより、ライフサイクル全体でのコスト比較が検証できます。

「あだちの家」は建て逃げみたいな建設費(イニシャルコスト)のみでの提案は致しません。将来まで、長く愛着を持って暮らして頂けるよう、必ず、ライフサイクルコスト全体で検討し、本当に住まい手の為になる提案をさせていただきます。

ライフプランニングします。

住まいのライフサイクルコスト全体の算出が終われば、次は住まい手のライフサイクルコスト(住生活全体)の資金計画に移ります。

一般的な工務店などの資金相談は、住宅ローンが借りられるかどうか、いくら借りられるかという話に終始してしまうことも多いもの。

あだちの家では、住宅ローンや各種保険の経験豊富なファイナンシャル・プランナーと資金計画相談、ライフプラン相談をさせて頂きます。もちろん無料です。

そして、ライフプランアドバイスの一番の凄さは、一生涯にかかるお金を俯瞰的に見られるようになることでしょう。

生涯収入、住宅ローン、生命保険、火災保険に地震保険などなどをプロフェッショナルな視点で見るといろいろなことが分かってきます。

たとえば、生命保険を見直して浮いたお金を住宅ローンの返済に充てることを考えたり、初期費用が少し上がっても性能の良い家にして火災保険や地震保険をそれ以上に安く抑えたり。さらに「あだちの家」には、「住まいの家計簿」がありますから、より正確な資金計画(住生活全体)を立てられるでしょう。

いかがでしょうか。住まいのデザインと言っても、目に見えるもの以上に、見えないものの大事さをご理解いただけたのではないでしょうか。

足立建築は、住まい手を一生幸せに導くためのSustainable Architect Builderです。

>その性能、いつまで もちますか?

その性能、いつまで もちますか?

せっかく建てた高断熱・高気密の省エネ住宅も、断熱材などの部材が劣化してしまえば、その性能は格段に落ちてしまいます。「あだちの家」は、連れ添い、住み継ぐ、持続可能な木の住まい。20年前後で住めなくなってしまう短命な「日本の住宅」から脱却し、お施主さまとそのご家族が一生快適・健康に暮らせる住まいを提供いたします。