1.リスクへの備え(レジリエンス性能)

地震や台風への対策だけでは足りない!

本来、住まいは「生命を守る」もの。しかし、その家が、住まい手の「生命を奪う」現実があります。地震が来たら崩れてしまったり、冬場は部屋間の温度差で心筋梗塞を引き起こしたり。または、劣化しやすい部材や交換不可能な設備が多用されていて、結果的に20年ほどで誰も住めなくなってしまう家。

今現在、世の中で建築されている家の大半が、いまだにそのようなレベルで作られているのが日本の住宅業界です。

一方で、施工する業者に正しい知識と技術があれば、百年、二百年先の次世代にまで住み継がれ、地域に残る、すばらしい住まいが叶います。だから、私たちが提供するのは、あなたよりも長生きする住まい。それは、住まい手を一生幸せにするための前提条件だと考えています。

耐震等級3をはるかに超える強靭さ

近年多発する大地震や集中豪雨、暴風といった天災に対して強靭に振る舞えなければ、その家は長生きできるはずもありません。長期の持続性を考える際、避けて通れないのが「災害」です。

災害と聞いてまず真っ先に思い浮かべるのは、東日本大震災や熊本地震に代表される震災でしょう。私たちが住まう静岡県西部においても今後30年以内に南海トラフ巨大地震が到来すると予測されておりますが、その被害想定は近年例を見ない、史上最悪のものです。

東日本大震災では、地震に耐えられず倒壊した住宅が逃げ道を塞ぎ、津波の被害を拡大させたと言われておりますし、熊本県益城町では、繰り返し地震に耐えられないレベルの住宅が住人の命を奪っています。

しかし、これらの被害は、防げる部分もあったはずです。もし家が倒壊して道を塞がなければ、津波から逃げ遅れることもなかったかもしれない。もし耐震性を高めていれば、二度目の繰り返し地震でも倒壊を防げたかもしれない。そんな、日本の家づくりの至らなさが原因で失われてしまった命があることを、悔やまずにはいられません。

日本の住宅制度において、耐震性能をチェックする「構造計算」は必須ですが、ほとんどの木造住宅は「構造計算書」の提出義務がありません。(悪名高き、四号特例というものがあるのです)。結果、多くの設計者は構造計算せずに家を設計しています。だから、耐震性能の担保されていない住まいが世の中に供給される、というわけです。

その他、制振ダンパーについての間違った知識が蔓延していることにも危機感を覚えています。業者ですら、耐震>制震ということを知らないケースが多いのです。

「あだちの家」は、全棟構造計算を実施し、耐震性能の最高等級である「耐震等級3」を全棟で取得しています。もっと言えば、「等級3」の基準をはるかに超える性能を担保しているのですが、等級が3までしかないためそれ以上の評価ができません。

また、地震だけではなく、耐風性能や防水性能などへの対策も万全です。近年頻発する大雨・洪水・暴風、あらゆる災害への対応力を備えた設計をしています。

セミ・オフグリッドデザイン

災害の際、電力供給などのインフラが停止すると、家は途端にその機能を失います。実際に、各地で起きた災害の際にも、家は崩れなくても、電気が止まった瞬間に設備が使えなくなり、暮らすのが困難になってしまう住宅が大量に発生しています。家族の命や生活を守るべき住宅が、それを守れないようでは本末転倒だと思うのです。

電力会社からの送電に頼らない電力システムのことを「オフグリット」と呼びますが、「あだちの家」は、送電への依存を極力抑えた「セミ(半)・オフグリットデザイン」となっています。これにより、災害時に地域のインフラが停止していても、必要最低限の自活が可能です。

すぐに直せる、交換できる

現代の住まいにおいては、耐用年数の短い部材の寿命が、そのまま家の寿命となってしまいます。「あだちの家」は、構造と内装を分けて捉える「スケルトン・インフィル」という考え方をさらに進化させ、用途別、耐久力別に、すべての部位、部材を分離することに成功しました。

言葉にすると難しいのですが、簡単にいえば、

変えられない箇所は耐久性が高いものを使い、劣化しやすい箇所は交換可能にする

といった、家を長持ちさせるためには当たり前の考え方です。けれど、このような長期耐久性能を考えて作られている家は信じられないくらい少ないのが現状です。

ひとつ例を出してみましょう。便器・タンク・便座がひとつになった「一体型トイレ」。これは何年くらいの使用に耐えられるかご存知でしょうか。便器だけを見れば、陶器製であればおよそ100年はもつものですが、タンクや便座は劣化しやすくおよそ10年。「では10年後にタンクと便座を交換すればいいのか」と思いきや、多くの商品は、10年後にはその部品がないケースがほとんどです。つまり、長持ちする部品と長持ちしない部品が混在しているために、商品そのものの寿命が劣化しやすい部品に合わせられてしまうということです。

そしてこの状況は、家そのものを見ても全く同じことが言えるのです。

断熱材と電気配線を同じように壁内に入れ込んでしまう施工方法もよく見受けられますが、断熱材の中に埋められた配線は放熱することができず、温度が80℃近くまで上がったという計測結果もあります。しかし、壁の中に埋め込まれているがため、その事実に気づけず、断熱材だけが溶けていく。劣化したことで断熱性能も落ちるが、その原因がどこにあるかもわからない。その上、壁の中では配線のやり直しも難しい…。このように、「一緒にしてはいけないもの」が一緒になってしまっているのが今の日本の住宅だと捉えても問題はないでしょう。

国が定める「長期優良住宅」も、長持ちする家の代名詞とも言えるものですが、普及率は未だに30%を少し上回った程度(2018年、住宅性能表示協会調べ)。「長期優良住宅は高くなるだけでメリットがない」と断言する業者さんも未だにいらっしゃいますし、インターネットでもよくヒットするサイトにそのような主張が掲載されていますが、はっきり言って、その人たちは素人です。

長期的な耐用性を備えるべく、耐震性や温熱環境性能、劣化対策性能にメンテナンス性といった部分を高める工夫がなされた住まいを「長期優良住宅」というわけですし、後年の査定額にも響いてくる非常に重要な部分なのです。

長期優良住宅の耐用年数は100年と評価されていますが、それ以外に劣化の対策が採られていない場合、その住まいは20〜30年程度で住めなくなってしまうような、短命な「使い捨て住宅」ということです。

また、たとえば災害があって屋根や内装、外壁を交換しなければいけないようなとき、その部材がすぐに手に入らないものだったとしたらどうでしょう。多くの場合、そういうものには余分なコストがかかります。長い目でみれば、安価ですぐに手に入る「当たり前」のものにこそ、意味があり、価値がある。そうお分かりいただけるかと思います。

先々を見据えて、極力当たり前の材料しか使わない。私たちはそういう努力をしています。(意外とむずかしいのです)。

温度や熱環境をコントロールし、
健康への悪影響を極力排除する

「あだちの家」は、高断熱・高気密・高耐久の三拍子が揃った、高性能な住まい。家中の温度や熱環境をコントロールして、真夏でも真冬でもエアコン1台で快適な生活空間を維持します。また、室温コントロールの最大のメリットは、健康への影響力。断熱性能の低い家に住んでいる高齢者が、部屋間の温度差で亡くなる「ヒートショック」の危険性が叫ばれていますが、実際、温度差というのは、脳や心臓に大きな負担をかけます。若いうちは良いのですが、長く住まうマイホームにおいて、年齢が上がった際のリスク回避も併せて検討しておく必要があるのです。

「本当に一生払っていけるのか?」
そんな心配をなくす、ライフプランニング

家にかかる費用は氷山で例えられます。初期にかかる建設費は、住宅全体のコストにおいてはごくごく一部。高性能な住まいを建てることにより、その後の光熱費や修繕費、メンテナンス費といったものが抑えられるため、ローコスト住宅に比べると数千万円単位で生涯費用(ライフサイクルコスト)が安くなります。

しかし、そうはいっても高性能な住まいを建てようとすれば、こと建設費だけを見ればローコスト住宅とかなり開きがあるのもまた事実。「こんなに高額な住宅ローンを組んでもよいのだろうか?」と不安になってしまう方もいるでしょう。のちのち明らかに安く済むことが分かっていても、目先の金額を無視できないのは人の性。ある意味では、当然のことだと思います。

だからこそ、足立建築では、その不安を解消できる「ライフプラン」を、すべてのお客様に実施しています。これは信頼のおけるファイナンシャルプランナーと一緒に、あなたとそのご家族が生きていく上でかかる生涯費用を算出するというものです。

実際のところ、住宅ローンやお金のやりくりについて、一生分を見通して資金計画を立てている人はほとんどいません。しかし、自分の人生のことを事前に知ることはとても重要です。そうすることで、想定外をなくし、最適な選択ができるからです。

そもそも、幸せを生み出すためにつくられた住まいが、ご家族の負担や不安の元凶となり果ててしまっては本末転倒です。

住まいは大きな買い物ですし、ここできちんと先々のことを考えておかなければ、将来何かあったときに、確実に困ることになるのです。自分たちの決断が正しいものか、不幸を生み出す選択ではないか。家をつくるみなさんは、もっと真剣に考えるべきだと思います。

だからこそ、私たちが最初に作成させていただくのがライフプラン。ご家庭の生涯の収入と支出を計算して、リスクを明らかにします。

実のところ、弊社でライフプランを行った場合、初回では、半数以上のお客さまが将来的にローン破綻するという、なんとも厳しい結果が出ています。

しかし、ここで分かればまだよい方で、世の中の多くの方は、こういった結果を知らずに家を建てています。これは、よく考えれば非常に怖いことだと思いませんか?

結果的にご縁を持てないケースもありますが、その重要性から、私たちは、すべてのお客さまにライフプランニングを実施しています。

そして、お金の話は、自分では解決できません。「プロ」が必要です。「正しいことを言えるFP」にライフプランを依頼しましょう。

ちなみに、高性能住宅は費用が高いと考えており、「お金がないからあきらめる」というお声も聞きますが、そんな人ほど、改善策を検討し、高性能住宅を建てるべきです。ローコスト住宅は、メンテナンスコストや光熱費、最悪の場合には建て替えコストが発生するため、将来的な費用を見こすと結果的に損するのがほぼほぼ明らかになっているからです。

>その性能、いつまで もちますか?

その性能、いつまで もちますか?

せっかく建てた高断熱・高気密の省エネ住宅も、断熱材などの部材が劣化してしまえば、その性能は格段に落ちてしまいます。「あだちの家」は、連れ添い、住み継ぐ、持続可能な木の住まい。20年前後で住めなくなってしまう短命な「日本の住宅」から脱却し、お施主さまとそのご家族が一生快適・健康に暮らせる住まいを提供いたします。